融雪プレキャスト舗装版融雪プレキャスト舗装

  • 白糸ハイランドウェイ施工状況

  • 北陸自動車道敦賀トンネル

道路用PRC版融雪タイプ

積雪対策として、採用されている多くのロードヒーティングは、アスファルト舗装に電熱線あるいは、水循環式パイプ等が埋設される工法ですが、舗装破損や地盤の不等沈下などで電線の破損箇所が多く発生しているのが現状です。

融雪プレキャスト版は、高耐久のプレキャスト舗装版に電熱線を埋設、高品質・長期供用化が可能となります。

特徴
  • 高強度コンクリート(設計基準強度60 N/mm2)を使用
  • 熱伝導率の高いコンクリートにて製作。表層として使用した場合、使用電力が従来よりも大幅に低減。
  • コッター式継手による版連結。部分的な取替えが容易。
  • ヒーティングシステムを版ごとに並列接続。部分的な制御および部分交換が可能。
  • 路面温度と水分(雪)を検知し、凍結防止および融雪を行います。路面の水分有無により、 予熱運転と融雪運転を自動的に行うため、より経済的な運転ができます。
電熱線固定状況/水分センサーおよび温度センサー
接続方法の比較
通電前/通電後

効果

ライフサイクルコストの低減

・プレキャスト版に電熱線を埋設、高品質・長期供用化

・特殊継手(コッター式継手)を採用、部分改修も容易

環境負荷の低減

・融雪剤散布をしないことにより周辺地域に対する塩害が低減

施工性の向上(高耐久・高品質なプレキャスト版を採用) 

・急速施工が可能

・軟弱地盤・沈下の予測される箇所での設置可能