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ガイアートシールⅡ加熱路面補修材

ガイアートシールⅡは改質アスファルトをベースにした加熱塗布型の補修材料です。
用途として、路面のクラック注入処理材やオーバーレイ舗装のリフレクションクラックの抑制層、路面の段差修正材など、道路の維持修繕用として広範囲なニーズに対応する材料です。
さらに橋梁の床版の防水層等に適用出来ます。
  
使用する地域別に一般地用タイプと寒冷地用タイプ<ガイアートシールⅡ-F>があります。

特徴

接着性と防水性の高い加熱塗布型の補修材料です。
熔解時の粘度が低く、作業性に優れています。
粘弾性に富み、寒冷期においても適度な柔軟性を保ち、脆性破壊を起こしにくい材料です。
高粘度で軟化点が高く、流動を起こしにくい材料です。
クラックに浸透し易く舗装の寿命を伸ばします。

用途

  • クラック補修
  • サーフェイスドレッシング
  • リフレクションクラック抑制
  • 段差修正
  • 薄層パッチング
  • 橋面や屋上の防水層
  • G ・RDマットとの併用による補強強化

性状例

ガイアートシールⅡの性状例

試 験 項 目 試験方法 試験結果 社内規格
一般地用 寒冷地用
針入度(25℃)
(1/10mm)
JIS K 2207 20 25 10~40
軟化点
(℃)
JIS K 2207 91.0 92.0 80~100
密度(15℃)
(g/cm³)
JIS K 2207 1.231 1.229 報告
引火点(COC)
(℃)
JIS K 2207 291 289 260以上
曲げ仕事量
(KPa)
(注1) 480 2,490 100以上(一般地)
400以上(寒冷地)
曲げスティフネス
(KPa)
(注1) 383.5 54.8 450以下(一般地)
80以下(寒冷地)
流れ(60℃)
(mm)
(注2) 0 0 5以下
せん断試験
強度
(N/mm²)
-10℃ (注3) 2.075 1.954 0.8以上
23℃ (注3) 0.225 0.161 0.15以上
変位量
(mm)
-10℃ (注3) 1.38 1.53 0.5以上
23℃ (注3) 5.21 6.34 1.0以上
引張接着試験
強度
(N/mm²)
-10℃ (注3) 2.41 1.86 1.2以上
23℃ (注3) 1.56 1.19 0.6以上
水浸引張接着試験(23℃、7日)
(%)
(注3) 85.2 77.3 水浸前の50(%)以上

  (注1)舗装調査試験法便覧 A064T準拠
(注2)セメントコンクリートの注入目地材
                               (注3)道路橋床版防水便覧 (H19.3日本道路協会編) 準拠

使用方法(クラック補修の場合)

  1. 補修箇所のひびわれ内部とその周辺を、エアコンプレッサーなどを用いて、 ごみやほこりを清掃、除去します。
    また、水分がある場合にはバーナーで乾燥させます。
  2. 補修箇所とその周囲にプライマーを塗布します。
  3. ガイアートシールⅡを溶解窯で溶解します。溶解温度は180℃を目安にします。
  4. クラック充填箇所に注入機などを用いて充填流し込みます。
    小規模の場合は、 ひしゃくや缶などを適宜用いて作業することもできます。
  5. 必要に応じて、石粉やブラックチップの撒布、薄層オーバーレイをします。
  6. 放冷後に交通開放します。

使用上の留意点

施工面は出来るだけ乾燥させてください。水分が残留すると耐久性が損なわれます。
材料の加熱溶解および充填作業に当たっては火傷などの事故を防止するうえで、長袖作業着、作業手袋などを必ず着用してください。
火災防止上、溶解窯周辺は十分に整理し、可燃物を近づけないでください。
ガイアートシールⅡの溶解は撹拌しながら行い、できるだけ局部加熱がないようにしてください。
充填に適切な温度は180℃です。低すぎると細部にガイアートシールⅡが行き渡りにくくなります。また、200℃以上で長時間加熱しますと、材料の劣化を招き耐久性が損なわれます。

補修例

クラック注入状況

クラック注入工

亀甲状クラック部塗布状況

亀甲状クラック部パッチング状況