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ネッコチップ工法

伐採材と現地発生土をリサイクルするのり面緑化工法

・ゼロエミッション工法
野焼きが禁止された現在、工事現場では、伐採材(産業廃棄物)の処理に困っています。
ネッコチップ工法は、伐採材の現地リサイクルによるゼロエミッションを目指します。

・自然還元型のり面緑化工法
ネッコチップ工法は、伐採材をチップ化して緑化資材としてリサイクルします。
チップは腐朽し、やがて土に還る環境に優しい自然還元型のり面緑化工法です。

・経済的なリサイクル緑化工法
ネッコチップ工法は、在来工法である厚層基材吹付工と同等以下のコストで伐採材のリサイクルと現地のり面緑化を実現します。

○低コストのポイント
*現地廃材(伐採材、現地発生土)の利用 →材料費が安価
*専用装置による急速施工 →施工費の縮減

特徴

標準撒きだし施工

高速ベルトコンベア式撒きだし装置による急速施工

大きなチップを含む生育基盤材料も連続・定量に撒きだします

大きな針状チップを含む生育基盤材料を連続・定量に撒きだすため、高速ベルトコンベアを搭載した専用アタッチメントを開発しました。 汎用の油圧ショベルに取り付けて使用します。従来の吹付装置に比べて3~4倍の速度で施工できます。狭所では、高速ベルトコンベアの向きを左右に変えて施工します。

ロングアームによる高所施工

のり面工との一体化施工システムによるのり面の早期安定化

のり面からの濁水や崩落を防止します

1~2段分の整形が完了したのり面から順次専用装置により撒きだします。
これにより崩落・濁水の防止等、のり面を早期に安定化することができます。

チップの製造

専用プラントによる生育基盤材料の製造

急傾斜のり面でも侵食・崩落しない植生に適した生育基盤

大きい針状チップも生材のまま利用して、生育基盤を補強します

伐採材は、針状に粉砕(長さ15cm程度)にした後、堆肥化せずに生チップのまま現地発生土などと混合して生育基盤材料を製造します。
針状の生チップ同士が互いに絡み合うことにより、生育基盤を補強します。

地域植生に最適な現地発生土を利用します

現地発生土は、原則として、表土を利用します。現地発生土の中には、自生の植物種子が混入しており、周辺植生と調和した緑化が期待できます。

現地発生土を植生に最適な団粒構造に改良します

団粒材を添加・混合して粘度分を凝集させることにより、自然表土と同程度の団粒土壌に改良します。 団粒土壌は、保水性・保肥性・通気性・排水性が高く、植生に最適です。

生育基盤内の土壌構造の比較

適用範囲

ネッコチップ工法は、勾配が1:0.5より緩い長期的に安定なのり面であれば、一般の切土・盛土のり面はもちろん、岩盤のり面、肥料分や土壌の少ないのり面など、広範囲な土質条件ののり面に適用できます。

標準配合例(生育基盤1m3当り)
使用材料 配合量 備考
チップ材 0.5m3 最大長さ15cm程度以下
現地発生土 0.5m3 粘土含有分20wt%以上
団粒剤 3kg ポリアクリルアミド
接合剤 4kg ポリ酢酸ビニル系
肥料 2kg 遅効性肥料
3kg 化成肥料
種子 別途 現地種子配合計画による
別途 現地配合計画による

*現地では試験練りを実施して最適配合量を決定します。

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